brevaxen

brevaxen の知財関連ブログ

日産自動車が無資格の従業員に完成検査を行わせていた問題で、同社が約121万台のリコールを行う方針を発表したということです。何でも、「新車の最終検査は社内で認定した自動車検査員が責任をもって行うこと」という国土交通省の方針に反しているからなのだそうですが、輸出車両については、安全性が問題ないということだそうで、趣旨が一貫していないように考えられます。

会社の認定といえば、ある株式会社さんでは、特許出願書類の案文や拒絶理由についてのコメントを事務所から納品されるにあたっては、その株式会社さんの試験に合格した認定者が、納品される特許出願書類や拒絶理由についてのコメントの作成に関与していないといけないということをルールにされていることを聞きました。さらに、その株式会社さんの認定には、弁理士かどうかは関係ないらしいです。そうならば、弁理士ではない認定者だけが発明者から発明の内容を聞き取り、書類案などを納品して、OKが出ればそのまま弁理士が関与せず出願されているという事態があるのではと疑われます。

結局は、事務所で事故が万一起きたたときに、弁理士協同組合の保険から補填があるかどうかなのでしょう、弁理士資格とは。

以前働いていた事務所では Windows パソコンが貸与されていましたが、何かの拍子で
C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Temporary Internet Files だったか
C:\Windows\Temp あるいは  C:\Temp だったか一時ファイルが格納されているフォルダを調べる機会があり、そこの事務所がぶら下げている会社の役員である事務所トップ(1)と一度も姿を見たことがないトップの奥様(2)との(1)及び(2)に毎月合計数百万円の役員報酬が支払われていることを示すファイルが置いてあるのを見つけて驚愕したことがありました。

そういえば、知り合いが受験生時代の時に前に勤務していた事務所からパソコンを譲り受けたら、所長やその他所員への支払額が消去されずに残っていたそうです。

パソコンの管理は厳重にしないといけませんね。

自分の氏名で商標登録出願する場合、同姓同名の人が生存していると、商標法4条1項8号の拒絶理由が通知されます。

商願2016-031002号もそういう出願でした。審査官は、検索エンジンで出願人の氏名を検索して、6つの例をしめしました。出願人側は、「審査官殿が例示なさったインターネット記事につき、出願人は、事実、様々な活動をしており、記載されている各会社の取締役に就任しております。」として突っぱねましたが、審査官は、拒絶理由の(5)に示した人物と異なるとして拒絶査定としました。

出願人側は、拒絶査定不服審判を請求し、「(5)の情報から、出願人と同一人物か否かを特定する手段はないし、出願人が特定する責任も法令上ないうえ、もしかすると(5)の人物は、出願人本人かもしれないし、著名性もないし、あるいは、(5)の情報の人物は拒絶査定不服審判請求時の生死は不明で確認する手段のない、としてさらに突っぱねました。

合議体は、NTT東日本、NTT西日本のハローページに掲載されている事実はないし、その他同氏名を有する実在の他人を特定し得る事実は発見できないとして、現査定を取り消す、本願商標は、登録すべきものとするとの審決をしました。

↑このページのトップヘ